子育て*親育ち 情報
 
 
 風疹の抗体保有についてのアドバイス

最近、風疹罹患者(風疹にかかった方)の話題が聴こえてきます。
そのため相談を伺う機会が増えました。
 
風疹(3日で治る為〝3日ばしか”とも呼ばれていました)について。

1979年4月2日~1987年10月1日生まれの方は風疹ワクチンの接種率が
関与し、風疹抗体の保有率が日本全国的に低くなっている世代と言われます。

この時期にうぶ声を上げた方々で、風疹抗体価が〝×8″(8倍と読みます)

この時期の出生でない方でも、妊婦健診の初期検査(妊娠8週~12週あたりで行われる感染症等を含めた血液検査)で風疹抗体価〝×8″という検査結果が明らかな際は、ご自身の免疫状態にもよりますが抗体のある方よりは感染の確率をもってしまうと考えられます。
つまり抗体が無い事になります。

また風疹に罹ったこともなく、予防接種もしていない為に抗体が無いと思っていても、
症状の現れない不顕性感染の方で、抗体をお持ちの方もいらっしゃいます。

妊娠・出産の現場は、妊娠初期に風疹罹患された妊婦さんの出産への苦悩や分娩
への選択肢が枝分かれしてしまう現状を見る場となり、その為に特に女性には正しい情報と判断力が必要であると感じた為のアドバイスでもあります。

風疹は妊娠12週未満で罹ると、80~90%以上の確率で赤ちゃんに感染し、先天性風疹症候群(白内障・心奇形・難聴)を起こすというデータがあります。
12週~18週での罹患は難聴を起こす確率があります。
妊娠18週を過ぎると、赤ちゃんへの感染率は40%となり、妊娠21週以降になれば感染率が下がり、先天性風疹症候群の発症がなくなってくると言われます。
 
まずご自身のカラダ(せっかくある血液データ)に関心をお持ちいただき、以下の情報をご参考にして頂けたらと思います。

風疹抗体価:×8未満      風疹抗体はありません
風疹抗体価:×8~×16    風疹抗体が無いに等しくなります
風疹抗体価:×32~×128   風疹抗体価が正常に保たれている
風疹抗体価:×256以上   ここ4週~6週で風疹に感染した可能性?
 
風疹の症状は、潜伏期は2~3週間。2~3日の発熱・全身の赤いポツポツした小さな発疹・リンパ節(耳の後ろ)が炎症の為に腫れ喉の痛みなどが生じます。
こどもが罹ると大人に比して2~3日で軽快することが多いのですが、小学生高学年
以降、とくに大人が罹るとかなり乗り越えるのに時間もかかってくる事があります。
 
生活での感染予防は、既にみなさんがご存知で思いつく方法です。
見えないウィルスに負けない対策は、生活での地道な配慮と気力・体力に伴う
免疫力の確保につきます。予防接種を受けない・受けられない場合は、こちらの
対策で最善を尽くします。
 
医学的な感染予防は、生ワクチンである予防接種を妊娠していないときに接種します。日本では、妊娠の可能性がわずかでもあれば風疹の予防接種は行いません
従って、妊娠の可能性がない時期に抗体獲得を期待し、予防接種を行うこととなります。予防接種は医療機関で行え、予約の有無・取り扱いが無かったり在庫の加減もあるため、良識のある時間帯に直接医療機関にご確認が必要です。
料金は医療機関により若干差異がありますが、5,000円前後のようです。
 
母として医療の現場にいる一医療者として、多角的に予防接種をみる眼をもちつつ、予防接種を推奨する事に直結はさせず、中立(是非を掘り下げつつ)という立場で常に予防接種を見守っているつもりです。
 
各ご家庭や個人により考え方・捉え方はそれぞれです。
予防接種について、病気について、ほかにも情報は多くあります。
混乱せぬようご自身のカラダを知って頂けたらと思います。
 


 先天代謝異常等検査が変わります(生後4~6日目の検査)
 
 
埼玉県では平成24年10月1日から、出産施設で行われている新生児の先天代謝異常等検査(血液検査)が内容のみ変更となります。従来6種類の病気を検査(ガスリー法といいます)するものでしたが、19種類の病気を一度に同血液量で検査ができる検査法(タンデムマス法となります)となりました。

″タンデム″とは「直列に2つ並んでいる」。″マス″は「質量」という意味があり、検査機器で血中のアミノ酸とアシルカルニチンを分析しすることで1度に多種類の病気を検査できることとなります。
早期検査による発症前治療することで発達の遅れや命を失ってしまうことを少なくでき、発症後治療との後遺症等の大きな違いが2001~2008年の厚生労働省の研究班により明らかにされています。

検査方法は変わらず、採血料金・通知方法は医療施設により若干異なります。
検査料金自体は従来通りで公費負担のため、費用は生じません。
発見される病気(早期発見・早期治療)の拡大で、その病気により起こりうる障害を未然に防ぐことができます。(※ただし重症型の場合はこれに限らず、軽くても重くても検査で異常を発見できない場合もあります※)

従来と違う点は、本検査には同意兼申込書の記載が必要となります。
以下の画像で同意兼申込書・血液検査のための濾紙(ろし:血液を染み込ませる特殊検査紙)・検査できる病気をご確認ください。

詳細のご確認は、埼玉県保健医療部健康長寿課☎048-830-3561
対応ができる事になっております。

 

 
  川口市での小児肺炎球菌ワクチン(13価)の一部助成について
 
平成25年11月1日より切り替わりました小児肺炎球菌の予防接種について、従来の
7価ワクチン接種を終了されている方に対し、任意で13価ワクチンの補助接種を希望
する場合、その一部の額面を助成することになったようです。
ご存知ない方もいらっしゃることと思いますので、情報を知る機会として画像に
なりますがご確認下さい。
現在明示されている助成期間は、平成26年4月1日~平成27年3月31迄です。
 
  *小児肺炎球菌ワクチン13価の一部助成*